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活動予定

「性の多様性に関するセミナー」企画書

HSA札幌ミーティングでは、児童・生徒及び教職員に性の多様性を伝えることを目的とした『性教育プロジェクト』の一環として、特別授業、講座等を企画しております。授業、講座、勉強会いずれも講師はレズビアン、ゲイが担当いたします。

出張講義等も可能ですので、趣旨に賛同していただける学校関係者、教職員の皆様からのご連絡をお待ちしております。費用については相談に応じますので、お気軽にご連絡下さい。


1.学校における性的少数者の児童及び生徒の状況

(イ)自我の健全な発育に伴い、第二次性徴期を迎える前の低学年で既に自分の興味、関心が同性及び両性に向かうのを認識し、異性愛の同性児童の輪に入れない等の疎外感を感じながら学校生活を送る児童がいます。又、「オカマ」「ホモ」「レズ」といった蔑称を周囲より浴びせられ、イジメに遭う等精神的な苦痛を耐えざるを得ない児童、生徒も多数います。こうした学校での経験により自己否定、自尊心の欠落及び内なる同性愛嫌悪「ホモフォビア」を抱え成人後も悩み苦しむものも多いのです。欧米では青少年の自殺者の約30〜40%が性的少数者ではないかと言う指摘もあり、日本も例外ではないと考えられます。

(ロ)小学校中学年での保健体育の授業で使用される教科書には「異性の前で胸がドキドキする」「異性が気になるのは自然」等、異性愛のみを前提とした記述が数多く見られ、教室内の異性愛至上主義の強制が危惧されます。性的少数者の児童にとって保健授業が、多様な性指向に関する情報や知識を得られる機会ではなく、自分が異常であると断言される場となっている点は否定できません。

(ハ)中学、高校生の性的少数者の中には自分のセクシュアリティーの隠蔽に学生生活の大半を費やしてしまう者も少なくありません。友人たちに自分のセクシュアリティーがばれるのを恐れ異性に興味があるフリをしたり、あるいは教室内で一切の交友関係を持たない等の自衛する生徒もいます。又、避妊、STD予防に関する授業では再度異性愛至上主義を強制され、性的少数者の生徒にとって的確な情報知識は得られません。


2.性教育授業の問題点、弊害

(イ)異性愛の強制
人間の多様な在り方への配慮を欠いた異性愛の強制が教育の名の下に行われることの是非は問うまでもありません。多数派のみを重視する画一的な性教育は、豊かな共生社会の創造の担い手である児童、生徒からの多様性の尊重を学ぶ機会を奪います。

(ロ)同性愛嫌悪の助長
異性愛を唯一のセクシュアリティーであるとし、異性愛以外は不自然であるかのようにセクシュアリティーを扱うこと、多様なセクシュアリティーに関する的確な知識・情報提供の機会の欠如は、児童生徒のみならず、異性愛の児童、生徒の中にも無知による深刻な同性愛嫌悪を引き起こしかねません。又、同性愛嫌悪が教室内にイジメ、差別を生む可能性も否定できません。


3.性教育プロジェクトの目的

(イ)多様性を尊重できる児童、生徒の育成への一助
(ロ)適切な知識及び情報提供と啓蒙
(ハ)学校内における性的少数者の児童、生徒の人権擁護


4.性教育プロジェクトの実施案

(イ)教員への適切な知識及び情報の提供と啓蒙活動
実際の現場で児童、生徒を指導する教員に現行の性教育が性的少数者の児童、生徒への人権侵害につながる可能性を認識してもらい、性的少数者の置かれている状況を正しく理解してもらうことを目的とした教員対象の勉強会の実施。

(ロ)児童、生徒への適切な知識及び情報の提供と啓蒙活動
児童、生徒に性的少数者の置かれている状況を正しく理解してもらうこと。適切な知識及び情報提供を目的とした特別授業、講座、講義の実施とホットラインについての情報提供。
(1)特別授業:
生活、保険体育等の授業の中で実施。各学年における特別授業到達目標として以下の項目を予定。
小学校中学年:多様なセクシュアリティーについての基礎的な知識を身に付ける。
小学校高学年:多様なセクシュアリティーをめぐる状況を身近な例で考えられる。
中学生:セクシュアリティーによる差別が人権問題であることを認識し、共生社会創造について具体的な意見が述べられる。
高校生:自分と他人のセクシュアリティーを尊重し、必要な知識や情報を主体的に求めることが出来る。
(2)講義、講座:大学生への啓蒙を目的とした講義、講座(連続も可)の実施。
セクシュアリティーの基礎知識を学べる講座からジェンダー論まで幅広く、基礎的な講座から専門的な講座までの提供を予定。最終的にはセクシュアリティーに基づく差別の解消及び共生社会の実現に対する具体的な施策を提示することが出来、積極的に問題解決に取り組む意欲を持てる学生の育成の一助を目指して実施。
(3)ホットラインについての情報提供
校内でのイジメや差別に苦しむ性的少数者の児童、生徒のセクシャリティーに関する悩み事等の相談窓口として、小中学校の保健室と連携し、当会で開設しているホットラインについての情報を提供する。

(ハ)保護者への適切な知識及び情報の提供と啓蒙活動
児童、生徒を保護育成する保護者にセクシュアリティーの多様な在り方、セクシュアリティーに基づく偏見、差別が人権侵害であることを認識してもらい、児童、生徒に適切な保護育成を施してもらうことを目的とした勉強会、又は講座の実施。PTA主催での後援会やPTA有志による勉強会など。


上記の授業、講座、勉強会いずれも講師はレズビアン、ゲイが担当いたします。費用については相談に応じますので、お気軽にご連絡下さい。

北海道セクシャルマイノリティー協会(HSA)札幌ミーティング
札幌市中央区2条5丁目 ロジェ札幌25 411号室
TEL/FAX:011-242-3321
E-mail:info@sapporomeeting.org

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